どうも。こんにちは。
今回は少しいやらしい話となってしまいますが、私が米国に駐在していた際の給与について公開していきたいと思います。
結論から言うと、駐在期間1年間で約400万円とかなりの金額を貯金することができました。
おかげで、学生時代の奨学金(1種、2種両方借りていました。)を一気に返せてしまうくらいです。
当時独身27歳某メーカ勤め、そんな私の経験談を簡単に説明したいと思います。
もし、今後駐在を希望される方がいらっしゃいましたら、参考になればと思います。
駐在中の給料はどうやって支払われるの?
生活する上で必須となる給料ですが、駐在員は海外にいるので、当然「日本の口座はどうなってしまうの?」と疑問にもたれる方も多いかもしれません。
私の場合は日本の口座、現地の口座両方に振り込まれるような仕組みになっていました。
日本の口座と米国の口座両方に振り込まれるのですが、その割合は月々の給与合計金額に対して日本:1、米国:3くらいでした。
年に2回でていたボーナスも日本の口座に振り込まれていました。
当時の私は独身でしたので日本で暮らす家族の心配はいらなかったのですが、奨学金返済やスマホの契約維持費といった日本での月々支払いが必要だったので、この仕組みはとても助かりました。
また、既婚者の場合は家族を日本に残している場合は日本の口座と米国の口座と比率が異なるようです。
給与はどうやって決まるの?
駐在員の給与は少なくありません。日本で勤務しているときより確かに多い金額をもらっていたのは事実です。
しかしながら、日本を離れた慣れない地での生活を強いられるとなれば、決してたくさんもらっているとは言い切れないのではないかと思います。
ではどのように駐在員の給与は決められているのでしょうか。私が勤めていた会社の方針を説明します。
基本的な給与の考え方
給与水準の考え方としては、”赴任先でも日本にいたときと同等の生活水準が保てる程度”がベースになっていました。
具体的には、基本給+赴任手当+物価調整の3要素が考慮されて給料として支払われます。
ここからさらに、医療保険、家賃補助、自動車の貸与、ガソリン代といった生活に必要なコストは会社が負担してくれます。
間違いなく、日本にいるときより多くの手当が付きますので月々の給料も多く支払われます。
それで結局、いくらもらってたの?
私がもらっていた月々の手取額は3,500ドル程(40万円弱)でした。
先述の通り日本の口座には上記とは別に手取りで10万円ほど入金されています。
- 米国の口座に月3500ドル(家賃1000ドル含む)
- 日本の口座に月10万円
注意点としては米国での手取りには家賃が含まれています。
駐在だと家賃は会社持ちのところが多いかと思います。
米国ではなぜか月に2回振り込まれる慣習のようで、上記金額が分割されて支払われていました。
恐らく、生活費の心配はいらない程度にはもらえていたと思います。
生活コストは?
生活をする上では月々の支払いも気になるところです。
基本的なコスト
私の場合、毎月の固定費は次の通りでした。
- 家賃:1,000ドル(11万円ほど)※会社持ち
- 食費:100~200ドル(11,000~22,000円ほど、自炊多め)
- ネット代:60ドル(7,000円)
私は”せっかく米国に来たのだから食文化含めて米国に馴染みたい”という思いがありましたので、食費については現地のスーパーで見たこともない安い食材を率先して買い漁り、自炊をしていたのでかなり安かったと思います。
ちなみに電気、水道代、ペストコントロール(シロアリや害虫の駆除)なんかは家賃と一緒に請求されていました。
食にかかるコスト
食生活については日本人が多い地域であれば日本のお店もあるのですが、そうでない地域はそもそも食材を買えるお店がそれほど多くはありません。
私は中華系、韓国系のアジア人向けスーパーでひっそりとある日本の食材コーナーを見つけては割高ですが食材を調達していました。
為替によって変動するかもしれませんが、お醤油や味噌、ソース、マヨネーズといった日本の食材や調味料をそろえようと思うとだいたい1.5倍~2倍くらいの価格差がありました。(私の感覚です)
正直、私のように自炊を進んで行う人であれば食費は大幅に抑えられかなり貯金できるのではないかと思います。
また、外食時は毎回+15%ほどのチップを上乗せする必要があり、何かと高くつきます。
余暇を楽しむコスト
余暇の過ごし方は、休日は友人とテニスをしたり(コート代はタダ!)、カラオケにいったりして、決して引きこもり生活をしていたわけではありません。
米国内旅行にも年間通して3回ほど行きました。
それでも米国口座だけで年間で20,000ドル以上貯金することができました。
もちろん、日本の口座にもお金が貯まっていきます。
駐在員生活を経ることで奨学金返済を早めることができるなど、いい意味で自分の人生設計変わりました。
最後に
今回はあまり触れる機会の少ない駐在員の給与について私の経験を説明しました。
海外駐在員は給与が高いというのは間違いではありませんが、考え方のベースに日本と同等の生活をするということがありますので、決して無理やりな給与体系になっているわけではありません。
私のケースでは1年間と短い間でしたが年収は300~400万円くらいプラスになってます。
海外駐在は転職するよりも安全かつ確実に収入を上げることができる選択肢の一つなのです。
今後駐在員として日本を離れる方や、海外に興味を持っている方に少しでも参考になれば幸いです。
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