スタートアップ企業、辞めました。

どうも。

実は昨年、初心者かつ未経験である僕をデータサイエンティストとして雇ってくれたスタートアップ企業を退職しました。

僕はAIとか機械学習にすごく興味があって、未経験ながらこのスタートアップ企業にデータサイエンティストとして入社させていただいた経緯があります。

会社には1年間大変お世話になったのですが、僕が求めていたものとギャップがあったように感じたのが大きな理由です。

いくつか転職理由を紹介していきたいと思います。

1.データサイエンティストはエンジニアではなかった


入社当時、初心者ながら今をときめくスタートアップ企業ということもあって、

  • AIやら機械学習を使って物事を予測するプロジェクトをやるんだろうなぁ
  • Deep Learningに関する最新の論文をみんなで読み合わせたりして、モデリングの知見を深めていけるんだろうなぁ
  • 社内にはアプリやらインフラやらDBに詳しいエンジニアがいて、皆で勉強会とかやっているんだろうなぁ
  • エンジニアは私服で、音楽聞きながら自由に仕事できるんだろうなぁ

ということを漠然と考えておりました。

 

しかし、現実は大きく違っておりました。

入社初日、社内打合せの中でさっそくお客さん企業のメイン担当に複数アサインされて、相手の会社のことも何も知らないのに、過去の担当者の雑なメモをもとに営業資料を作るように言われました。

相手の課題感もわからず、想像して書いて打合せに臨むも当然的外れな資料となってしまい、時間を無駄にする毎日が続きました。

 

入社後、”あれれ、同僚みんなエンジニアリングしてなくね?”という疑問を抱くのに時間はそうかかりませんでした。

真相は単純でした。

お客さんから案件受注できず、プロジェクトがないということはエンジニアリングを行う理由がない、ということ。

そして、当時社長からも、

「エンジニアリングスキルは現場に入ってからガッツリ学んでいけるから、まずは案件受注することに注力していこう」

「”お客さんの抱えているビジネス課題”や”実作業に対する工数”、”売上”といったことを理解しているデータサイエンティストは市場価値が高い!」

という至極全うな意見を前面に押し出して、社内を納得させていました。

エンジニアとして入社したつもりが、気づけば2か月以上もPythonを使わず、エンジニアリングから遠ざかっていました。

その代わりパワポの資料作成能力はしっかり上がりました。

 

2.エンジニアリング力軽視な社風


右も左もわからないなか営業を続けていった結果、奇跡的に複数社から案件受注することができ、ようやくエンジニアリングに没頭できる!と思っていましたが、、、

 

こんな初心者がいきなり実務レベルのデータサイエンスなんて急にできるわけないですよね。

会社に立派な技術力を持っている人は少ないので、足りない技術力は外注してエンジニア派遣により補う、という社風となっていました。

データアナリスト、データエンジニア、DBエンジニア等の派遣さん。

一方で、社員であるデータサイエンティストは何をするのかというと、お客さんとの折衝、プロジェクトマネジメント、資料作成。

これだけのタスクがあるとデータサイエンスをやっている余裕なんてほとんどありませんでした。

足りないものはアウトソーシングする!という思想はビジネスを期間内に進めて成功させていくためにも必要であり、決して間違いではないのです。

が、問題はエンジニアとして手に入れたかったノウハウや技術力、経験が個人だけでなく社内にすら残らないということでした。

実際に案件が終わって社内に残るものは、報告書のみ。派遣さんも当然プロジェクトが終わればさよならです。

お客さんによってはPythonのコードすら社内に持ち帰ることができないこともありました。

とてもエンジニアとして成長できる環境ではなかったです。

 

3.もう辞めよう


社長の描くデータサイエンティスト像はデータサイエンスができることではありませんでした。

自分も、モチベーションを上げるために何度もプロジェクト中にデータサイエンスを混ぜていこうと思いましたが、むなしく散っていきました。

データサイエンスの時間を確保しようとしても、資料作成を優先しているあまり断片的にしかデータを見ることができず、逆に他メンバーに迷惑をかけてしまっていました。

今思えば、もともとデータサイエンス経験もなく、コンサル経験すらない自分が、リーダーとして方向性を決めるのですから、プロジェクトの方向性や時間配分、タスク振り分けが無茶苦茶になってしまうのは当然です。

非常に辛かったです。お客さんがとても優しい人たちだっただけに、自分のスキルの無さゆえの中途半端さを余計に感じてしまいました。

”エンジニアとして、データサイエンス力がなければプロジェクトやチームのマネジメントはできない。”(建前)

”そもそも俺はエンジニアリングがやりたいんじゃ!”(本音)

という結論に至り、会社を去る決断をしました。

 

4.現在は…


データサイエンスを勉強しながら転職活動をしている無職ニート(こどおじ)として、優雅に日々を過ごしております。

データサイエンティストって今世の中的に足りてないって言ってなかったっけなぁ。。。

おわり。

コメント

タイトルとURLをコピーしました