英語が全く身につかなかった米国生活

どうもゆたろです。

一年間のアメリカ駐在生活を経ても、ほとんど英語力が身につかなかったダメエピソードとささやかな対処法をご紹介したいと思います。

 

その英語力、上がると思ってない?

いきなりですが皆さんは、語学留学や海外駐在を1年間経験するとどの程度英語力が身につくと思いますか?

  • 友人や職場での談笑しながら日常会話ができる
  • テレビやラジオのニュースを聞き取ることができる
  • 英語の記事をスラスラ読むことができる
  • お店の列に並んでいるときなど、前後の知らない人と会話を楽しむことができる

こういったことが自然にこなせるようになると思っていませんか?

 

答えはNOです。1年経っても幼児向けアニメすらまともに聞き取れません。

 

私も、”1年アメリカにいればこういうことがある程度は自然にできるようになる”と思い込んでいました。

しかしながら現実は甘くありませんでした。

もともとポテンシャルの低い英語力(TOEIC500点)からのアメリカ駐在一年経過した程度の英語力では、上記のことは何一つできません。

”What is that?”、”Sorry?”

と聞き返して相手を困らせてしまうばっかりです。

 

私が職場で頑張って英語を話しているとき、現地アメリカ人上司の優しい目はまるで我が子の成長を見守るかのようでした。

 

つまり、私の英語力はちっとも上がっていませんでした。

少し大げさ過ぎましたが、それくらい受け身の姿勢で自然には英語力はあがらないのです。

 

海外で暮らしても英語力が身につかない理由

ではなぜ、1年もアメリカにいて英語力が向上しないのでしょうか?

その答えは、アメリカ生活において日本語を徹底的に排除していないからだと思っています。

思い返してみると、アメリカ生活のはずなのに私の身の回りには日本語で溢れていました。

  • 職場や学校に日本人がいる
  • スマホは日本語設定でインターネットでの調べ物は日本語
  • 休日は日本人駐在員と遊ぶことが多い
  • 日本人が全くいないコミュニティは避けてきた

このようにいくら英語圏での生活とはいえ、甘えられる環境があるとついつい日本語を多用しがちになってしまい、英語力は伸びにくくなってしまいます。(私はそうでした)

 

得に厄介だったのが仕事中です。

仕事中は日本人の上司と行動を共にすることが多かったのですが、

 

”英語理解が曖昧のまま仕事をするわけにはいかない”

”いちいち英語にしてたら時間ばかりかかって仕事にならない”

”時間を取らせないためにもアメリカ人には上司から話をしてもらう”

 

と、一見まともらしい言い訳を自分にして日本語を使ってしまいました。

1日8時間以上ほとんど日本語での業務。

アメリカ生活とは言え、これでは英語力が身につくわけもありません。

今思うと本当に失敗でした。

英語力を伸ばしたかったら徹底的に日本語を排除した生活を送らなければいけない、そう思いました。

 

英語力は勉強時間ではなく経験した時間が重要

初めてアメリカで生活を行うと言葉の壁や文化の違いがあり過ぎて不安になったり心細くなってしまうものです。

私も仕事で日本語が全く通じなかったらストレスを多く感じてしまい、一人で仕事をしたり、アメリカ駐在生活が嫌になってしまっていたかもしれません。

コミュニケーションが自由に取れないことによるストレスは思いのほか大きいと思います。

そんな中、日本語で意思疎通ができる相手が一人でも近くにいると本当に嬉しくて、安心します。

私は解決策として以下を実践していました。

 

1. 日本語が少し話せる英語ネイティブの友人を作る

現地で英語ネイティブの友人を作ることは、英語力を飛躍的に伸ばす近道です。ただし、全く日本語が分からない相手では最初の会話が難しくなることも。そこで、日本語が少し話せる英語ネイティブの人を探してみましょう。

こうした友人は、日本人の英語学習者特有の困りごとを理解してくれる可能性が高いですし、時には日本語で補足説明をしてくれることもあります。言語交換アプリや現地の日本文化イベントなどを活用すると、そうした友人に出会いやすいでしょう。

 

2. 質問や訂正をお願いする時のマナーを大切に

友人ができたら、会話の中で分からないことを質問したり、自分の英語の間違いを指摘してもらう機会が増えるでしょう。しかし、友人に負担をかけすぎないことが大切です。

例えば、友人に対して以下のような工夫をすることで、負担を軽減できます:

  • 質問の頻度を抑え、一度にたくさん聞きすぎない。
  • 自分で調べても分からなかった場合だけ質問する。
  • 感謝の気持ちを忘れずに伝える。

「訂正してもらってありがとう!」と感謝を伝えるだけでも、相手にとっては大きな励みになります。友人との関係を良好に保ちながら学習を続けるための基本マナーとして心に留めておきましょう。

 

3. 自分でシチュエーションを想定して脳内会話する

実際に話す場面をイメージして、脳内で会話をシミュレーションすることはとても効果的です。

例えば:

  • 「カフェで注文するシチュエーション」
  • 「道を尋ねる場面」
  • 「友達に近況を聞かれる時」

具体的な場面を想像し、その中で使えそうなフレーズを頭の中で繰り返します。この練習は実際の会話で緊張せずに話せるようになるための良い準備になります。

また、頭の中で考えたフレーズを実際に使ってみることで、自信にもつながります。

 

駐在員初心者のみなさん。お気を付けください。海外生活であっても努力なしでは英語は身につかないのです。。。

ということで、今回は英語の勉強方法(失敗)についても触れたかったのですがまた別の記事でお伝えしましょう。

以上!

 

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