Fitbitを着用した2年間を振り返る【健康を可視化】
人生において、誰しももっと早く手に入れておけばよかったというものがあると思います。
私の場合はFitbitがその一つであると自信をもって言えます。
本記事では、私が2年間Fitbitを使い続けてたどり着いた気づきや便利機能を共有します。
Fitbitとは?
Fitbitは、健康管理に特化したウェアラブルデバイスです。代表的には以下のような機能が搭載されており、日々の活動データを記録・可視化できます。
- フィットネス機能
- エクササイズモード
- 健康管理機能
- ストレス・睡眠関連機能
- スマート機能、その他
私が使用していたのはFitbit Inspire 3です。
こんなやつ
黄色いデザインが意外と良いアクセントになって、ビジネスの商談時でも、実家帰りでも関係なく使っています。
FitbitのアプリにはFitbit Premiumという有料サービスがありますが、個人的にはなくても困らないと感じました。
Fitbit Premiumでは、トレーナー機能やより細かい分析結果を得ることができます。
自動記録で日々の活動を把握
Fitbitの一番と言っても良いメリットは、健康状態や運動量などを常に数値化して可視化することができるところです。
また、運動量や摂取カロリー、睡眠時間などの目標値を設定することで、目標達成における日々の目安を確認できるところも便利ポイントです。
最近の私のFitbitの使い方としては、
- 睡眠時間がちゃんと確保できているか確認する
- 一日の運動量(歩数、消費カロリー)を把握して、運動不足になってないかチェックする
- 摂取カロリーと消費カロリーの差から残りどのくらいカロリーを摂取していいのか知れる
特に睡眠時間については計測して初めて自分が睡眠不足に陥っていると気が付くことができました。
実は足りていなかった日々の睡眠
Fitbitで日々の睡眠を計測してみると意外な事実に気が付きます。
それは、自分では「6時間しっかり寝た」と思っていても、実際には6時間以下の時間が記録されているということです。
Fitbitは、夜間布団に入ってから意識がなくなるまでの期間や、夜間密かに起きている時間などしっかりと除外して睡眠時間として記録しているようです。
私は1日6時間の睡眠確保を意識していますが、かなりの日数達成できていないことがわかります。
(異常値のおかげで何とか平均値的には達成していますが…)
さらに、とある日の1日の内訳をみると、十分な睡眠時間に見えますが覚醒時間が39分あり、ギリギリ6時間以下の睡眠となっています。
画像左:1日の睡眠の内訳(トータル5時間47分睡眠)、画像右:1か月の睡眠時間の推移
睡眠不足は負債として溜まっていくということを考慮すると、しっかりと目標の睡眠時間を確保するには何となくの感覚で布団に入るのではなく、少し早めに就寝につくような準備が必要になるということです。
摂取カロリーは食品データベースから選択するだけ
食生活で意外と手間になるのが、摂取カロリーの管理です。
加工食品やレストランなどではカロリー表記がされているので簡単に記録を取ることができますが、自炊をされている方はなかなかカロリー計算が面倒なのではないでしょうか。
(カロリー計算が楽だからコンビニ飯がメインになってしまったなんて本末転倒)
Fitbitを使ったとしても、自動で摂取カロリーを記録することはできず、手動の入力となります。
しかしながら、Fitbitには食品データベースが登録されており、ある程度のメジャーな食べ物であれば検索するだけで簡単に記録することができます。
もし食品データベースに該当する食品がなければ、自分で追加保存したり、よく使う内容にカスタイマイズすることも可能です。
私の場合は食品を新たに追加するのが面倒なので、データベースにないときはエネルギー保存則に従って既存の食材の組み合わせで登録しています。
例)オリジナル しらすのカルボナーラ→しらす+カルボナーラ
このように、可能な限りの手間を省いてくれるのもFitbitの良さの一つです。
「消費カロリー」 > 「摂取カロリー」を可視化
ダイエットの基本は何といっても、
消費カロリー > 摂取カロリー
Fitbitで管理するようになると、無理のない範囲で継続的にダイエットを行うことができます。
例えば、1日の目標の摂取カロリーを2000kcalと定めた場合、
「今日は多めに食べてしまったから、後500歩歩いて消費カロリーを増やしてバランスを取ろう」
「意外と消費カロリーが大きいから、ご飯を50g多めにしよう」
「昨日は200kcalオーバーしたから、翌日はご飯を毎食50g減らそう」
とといったように、具体的な数値でバランスを取ることができるのは非常に便利です。
画像左:1日の食事内容と摂取カロリー 画像右:1か月の摂取カロリー推移
画像のように、設定した目標の1日2000kcalからどのくらいカロリーを摂取したかがわかりやすく色分けされています。
履歴もわかるので、週単位、月単位での摂取カロリーのコントロールがしやすいです。
その他、Fitbitの便利なところ・改善点
2年間使い続けた中で、以下の便利な点に気づきました。
- バッテリーの持ちがとてもよい
充電は2週間に1回くらい。残量が少なくなるとメールでも教えてくれる - スマホ探索機能が便利
ペアリングしているスマホから聞いたことない音が出て、どこにあるのか知らせてくれる - バンド部分の種類が豊富
Amazonでサードパーティー製がたくさんあっておしゃれ
逆に改善や注意が必要なポイント
- ちょっと動いただけでも運動モードに自動で切り替わってしまうことがある
- 手が濡れているとタッチでの操作ができなくなる
- 充電に専用のアダプターが必要(TypeCにしてほしい…)
まとめ
過去にSonyのWenaを使っていたのですが、ディスプレイの表示が見にくいというか太陽光の下だと全く見えなくなり、しかも当時使っていたスマホがアプリに対応しなくなってしまい使い物にならなくなってしまいました。(結構高かったのに)
最初はFitbitをただオシャレのためにつけているだけでしたが、健康診断で私の体重が白日の下に晒されてしまった日を境に、ちゃんと健康を意識するようになりました。
睡眠時間や消費カロリーといった健康状態が改めて可視化されることで、いつの間にか目標値を目指すようになり、自然と生活が変わったのに驚きです。
ダイエットはすぐに効果が出るものではなく、”いくらダイエットを頑張っても続かない”という人は多いんじゃないかと思います。
そんな方はぜひ、Fitbitでその頑張りを可視化してみましょう。
ダイエットだけでなく、全体的に健康状態が改善されるはずです。
少しでもFitbitの利用を検討している方の参考になれば幸いです。
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